第4話

「百地さん、私に来たメールにはここで出会った者に仕事の内容を聞け、と有ったんですが、どんな仕事ですか?」

「あ、ああ、簡単な仕事だよ。これからヤクザの事務所にカチコミを掛けて潰すだけの簡単なお仕事、組員8人全員の小さな組でね。今、丁度全員が事務所に居るから纏めて始末すれば五分の簡単なお仕事だよ」


それを聞いたわたは

「始末って、「殺し」てしまうなら8人だとそんなにかからないんじゃ?」

と首を傾げる。

「うぇっ、君本当に新人?まあ、今回の始末は事務所を畳んでこの街から引き上げさせれば良いんで、それ相応の重傷を負って貰う位だねー。それで2人で五分かな?」

「1人で4人ずつなら五分位ですかね?爺ちゃんから貰った脇差しを使って良いならもっと早いですよ?」

とカーディガンで隠し、腰の後ろに挿した脇差しを百地さんにチラッと見せた。





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