ひとこと紹介に微妙な矛盾が見られますが事実だと信じています。
中華風の世界観で、巨大な帝国が滅亡したあと遊牧民の部族が帝国を支配した、という舞台設定で物語が進んでいきます。
この定住民の文化と遊牧民の文化のすれ違いについても詳細に描写され、リアルな歴史をもつ世界として様子が脳内に浮かび上がってきます。
しかしそこに生きるキャラクターたちはちゃんと生きていて、それぞれに個性があり、みんな自分の役割をこなしたり時にはその役割から飛び出したりして活躍します。
とりわけ主人公のアルマちゃんは硬派な世界観と物語の流れの中で明るく元気にたくましく生きていて、ちょっとコミカルでとっても可愛いです。
読んでいるとこの世界をVRで濃密に体感している気分になれます。
アルマちゃんと一緒に後宮を探険してみよう!
最後はみんな何とかなる!!
そんな物語でした。