小説力向上意見

抹茶

文章構成





〝言葉〟とただ言っても、その量は驚く程多いです。まず、人には個人としてそれぞれの感性があるため、〝言葉〟というジャンルにおいても、『何が上手い』や『何が下手』には違いがあります。

 こう言う私自身、言葉使い、主に語彙力なんてモノは皆無だと思っています。

 ですが、それでも何だか『綺麗な文章だなぁ』、と思わせる簡単な方法はあります。


 それが、【記号と改行、空白の使い方】です。文章を魅せるためには、まずその文章を読めるようにする必要があります。

 全ての文章を読むのが大変、という状態なら、重要な部分を目立たせたり、「」を見やすくしたり。


 この大量の文章の中に一行だけ、「」があったとしても見分け辛いです。小説を意識しているのかもしれませんが、見づらいのに変わりはありません。少なくとも、私は見辛いと感じます。

 ですのでまず、言葉文との間には1行以上を空けるのが良いでしょう。


「このような感じです」


 こうするお陰で、喋る内容も理解し易くなりますし、空白のお陰で文章が少なく見えて読みやすくなります。

 次に、【記号】についてです。先程から私は【】や〝〟を使用していますが、『』や≪≫なども有名でしょう。

 こういった記号を使うことで、文章に大きな変化を加えられます。


 どの部分を強調すれば良いのかもわかりますし、『』を使えば≪喋る人数≫に変化を加えることや、≪言語の違い≫などを上手く説明できます。


「私は元気です」

「私は元気です」


 よりも、


『私は元気です』


 の方が少なく、そして簡単に分かります。意味は同じなのに、何だか後者の方が良い、と思う人もいるんじゃないでしょうか。

 また、言語が違う場合も、


『私は元気です』

「そうなんですか?」


 といった具合に、変化を加えられます。この場合、『』を使っている人が外人という設定にすれば、英語を使えない人でも英語を使った作品を創れます。


 最後に、【空白】についてです。これは、一行の最初に一つ空白を生むことで、読みやすく、話しの切り替わりを把握するのが楽になるための重要な操作です。

 この空白を入れることで、気持ちがリセットされたりなど、少しだけでも読む気力が回復したりなどがあります。



 以上の三点を使うだけでも、物語は大きく見え方に変化があります。

 まるで別物になる変化を、実際に確かめると早いと思います。また、行前の空白に関してはカクヨムの【編集ツール】にて自動で変換してくれるので、試してみると良いと思います。


 小説の評価は、内容だけじゃありません。その小説の、【文章構成】も大事です。どんな言葉を使って例えたり、どんなストーリーにしたり、それはとっても重要です。

 しかし、どんなに内容が良くても取れる点数は60点くらいでしょう。


 残りの10点は別として、30点は【文章構成】が大事だと思っています。30点もの差が生まれてしまうので、【文章構成】がどれほど大事かわかると思います。

 他の方では他の方法を紹介したりしているでしょうが、私は先程の三点を強く直すことを勧めます。

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小説力向上意見 抹茶 @bakauke16

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