抹茶

　僕と彼女は同棲中。 　 　彼女と一緒に居るだけで幸せで、仕事の最中も彼女のことを考える。中毒者みたいだ、控えないと。 　家に帰れば彼女が居て、その愛らしく可愛い笑顔で迎えてく…

　魔王討伐を果たした勇者。しかしそれは、同時に彼を勇者の責務から外すということ。 　最強の元勇者、現一般人の彼は、故郷である日本へ帰ることを決意した。 　仲間と別れ、送還魔法…

　冬の日。 　雪空の下で僕は、２年も遅い言葉を、君に贈る。

　学校トップの美少女で、才色兼備で容姿端麗。何よりも優しい彼女は――なぜか僕の世話をしている。 「今日の朝食は白米と卵焼き、それから味噌汁ね」 「洗濯物はクローゼットの中にし…

四つの国々が互いに争い合う時代の中、ある男は戦いの場を駆け抜けた。 どの国にも属さず、全ての戦いにおいて両軍の兵士全てを殲滅したその男の立つ場所。 黒のロングコートに身を包み、天…

　とっても可愛らしい僕の彼女と、それから幸せな日々。 　いつまでも続くそれは、何よりも願った最高の時間。 　でも。 「ありがとう」 　その一言が、彼女に伝えられなかった。…

　魔王を斃したとされる五英雄たち。 　剣王、法王、守王、癒王、そしてその中でも最強とされる覇王。 　魔王の攻撃を相殺しながら強力な攻撃をしたと〝される〟王は再び生を貰い500…

　世界は滅亡寸前だった。王国は、最後の余力を振り絞り、魔術師1000人を生贄とした禁忌魔法『勇者召喚』を行った。結果は成功。 　史上最強の勇者が現れ、瞬く間に魔王軍を駆逐してい…

　魔王軍の、驚異的過ぎる強さと数に圧倒され、人類はほぼ滅亡を余儀なくされた。 　 　最後の王国の王都で、決死の抵抗をするが、崩壊するのは目に見えていた。 　街の中を必死に駆ける…

　１人の男は、長い年月と、そして何よりも強い信念を持って、神へと至った。何よりも愛した人と共に、幾つもの神話を築く。 　それは長いようで短い時間であり、何よりも最も幸せだった時…

　私の描く、リア充の「僕」と「彼女」による日常短編集、第３話！ 　今回も、日常的で、それでいて幸せな２人のほのぼのイチャイチャ風景をお届けしたいと思いますっ！

　小説の、内容だけに凝っている人。上手く小説が書けない人。 　そんな人に、私から少しだけ意見をさせてほしい。基本読み専の私から見た、『良い作品』と『悪い作品』の分類を。

「美味しいなぁ。」 「ありがとうございます。」 「うんうんっ。そうやって褒めれば受け取るところまでは治ってきたね！」 「････････････そう、ですね。これも、君のお陰で…

　どうやら彼女が家事をしない言い分を伝えたいらしい。曰く、 「家事全般が貴方（僕）の仕事で、私（君）の仕事は貴方（僕）に甘えること」 　可笑しいな。出逢った当初は真面目で優しい…

　ハロウィンの夜。彼女は仮装して、僕の部屋に来た。 　嬉しそうな表情で、彼女は言うんだ。 「とりっく・おあ・とりーとっ！お菓子かイタズラを選んでねっ！」 　 　東大の入試よりも…

　『大人』への時間は、長いようで短い。まるで欠伸をするように大きく背伸びをすれば、もう後ろには【卒業】が待っている。 　きっと、そんな一瞬のように過ぎる世界を長い永久の時間に感…