巫女さん現る!

 30分後

レオニーは空港の出入り口から一気にジャンプをして外に出た。約12時間の旅(ベルリン→ミュンヘン→東京都)の疲れと30分間の恐怖から開放されるために。…思い出すだけでも鳥肌が立つ。何を言っても疑いははれず、何回もの身体検査をした。最終的には親にまで電話をかけられて……おっと。思い出してはいけない記憶を振り切るように首を振る。そして最近日本で流行っているお粥専門店へと向かった。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

 「フーっ。食べマシタ〜! でももう一杯イケるかもですゥ」

レオニーは机の上にのった大量の皿を見ながら言う。まだまだお腹の具合は本調子ではないものの、いままでよりかは食べられるようになった。もう一杯食べるか否か悩んでいると、

 チャリンチャリン

入り口のドアが開く。そして入ってきたのは

この世の者とは思えない可愛さを兼ねそろえた…いや本当の女神にも見える…巫女だった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

イタダキマス! 水色ねこ @mizuironeiro

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ