図書館暮らし。

作者 有澤いつき

21

9人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★ Very Good!!

読み始めは「図書館で遊ぶ」の意味を勘違いしていた。お姉ちゃんに同情し、お姉ちゃんを可愛いと感じた。
いや、作者の術中にはまっていた。
しかし真実を知って、ぼくの中に生まれたのは「怒り」だ。本を汚すなどもってのほかだ。
けれど読み込むうちに、お姉ちゃんを哀れに思い始めた。可哀想に感じた。
人は、どんなに生真面目な生き方をしている人でも一度は不良に憧れる。世の中に反発して、なにもかも破壊したくなる。
いわゆる厨二病だ。
お姉ちゃんが、もっと大人になった日に、この幼い頃を振り返って何を感じるか。それを見たい気もする。

★★★ Excellent!!!

幾つの星を入れるべきか?
結構悩んだ。
相対的に必要労力の少ない短編にはMAX2つが信条なので、スタートは2つ。
1つはない。駄作じゃない。能く出来てる。
3つ? そんなに感動はしない。
じゃあ、2つ? それは余りに凡庸な評価。適度な皮肉が効いている。社会の裏、と言っては大袈裟だが、その切口は鋭い。
だったら、3つ? でも、反社会的な味付けが一掴み。それに賛同するのか?
な〜んて悩む作品です。