こんな風に穏やかに、温かい人たちに囲まれて過ごせたら、あふれかえるほどの物や人に興味がなくなっていきそうです。自分の時間を大切に生きたいと思ってしまう、優しい作品です。私も『楽園』に行きたいな。
司書さんの一人称で穏やかに語られる一日。なんともない、おうちかと思いきや、幻想的な世界観が広がっていました。是非とも続編の欲しい一作。世界が読後も心に残るお話でした。
暮らし。一日一日を過ごすこと。贅沢なフードが出てくるわけでも、スペシャルなことが起きるわけでもない日々の暮らし。不可解なことが起こってもイマジネーションをふくらませるとワクワクに変わる。読み終えてとても幸せな気持ちになりました。考え方次第で案外簡単に幸せな気持ちになれるんだね。