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第10話 魔法使いの楽屋裏への応援コメント
ちゃんとオチがありました。
……と、それはともかく。
自分は〝少女剣聖伝〟の方での〝魔法〟の扱いが少し疑問というか、性に合わないというか、失礼を承知で言えば、少女剣聖伝のような世界観で「剣術を魔法として扱う」ような設定は気に入りませんでした。小説その物がとても面白いだけに、少し残念に思っていたのです。
けれど、この話を読んで印象が変わりました。
魔法ではなく、間法という概念、なるほど、それなら納得できます。
確かに、武術の深奥は魔法なのかも知れません。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
ご指摘はごもっともであります。少女剣聖伝の内容、テーマ、作風において、魔法要素は「絶対に必要なもの」ではありません。私の作品群が同一世界観であるということを読者に示唆したいという、ひとえに我が儘の産物です。アズサヨシタカ様のように、最近の少女剣聖伝に戸惑いを覚えた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、私が我が儘を通すのであれば、最低限の筋として作品に準じた表現にしたい。剣禅一致。剣の道と、禅(宗教的概念)の道の交叉のような観念として描こうと思いました。それができた(と言っていいのかはわかりませんが)のは、事前にこの話を書いておいたからかもしれません。ご容赦いただけたのならば、幸いです。
第8話 臥薪嘗胆の女(中編)への応援コメント
虫が苦手な自分は、長いこと続きを読むのを躊躇していました。
勇気を奮い立てて続きを読みました。
ラスト2行のアクイラさんに深く共感しています。
作者からの返信
不快な思いをさせてしまったことに申し訳なさを覚えつつも、それでも読んでいただけたことに大変感激しております。
余談ですが、友人たちからもたいへん不評でした。
第4話 せめて炊き立ての魚を(後編)への応援コメント
どう在りたいのか。命題ですよね。ミランが言うから、なおさら深みがある感じがしました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
既に在り方に目覚めているミラン君ですから、別視点ではできるだけ大人に見えるように心がけました。私も改めて読み直したのですが、これは確かに前作主人公の貫録。
……裏ではヒロインたちにひでぇ目に遭わせられていると思うと、ちょっと笑えますが(特に次話)。
第3話 せめて焼きたての魚を(前編)への応援コメント
お久しぶりです!
おおっ…あいかわらず癖のない流麗な文章…!
猪は器用ですよね…障害物は飛び越えるわ、餌罠にはあまり引っかからないわ…
有視点者は別の作品の子ですね。そっちも読まなければ!
作者からの返信
ご無沙汰しています!
お褒め頂き恐悦至極。
外伝のこの頃までは気を遣って文章を書いていました。書き続けていくうちに、段々と乱れていくんですよね……悪い癖です。
猪はいいですよね。種としてかなり優秀だと思います。
用語集では犬、熊、蜂が害獣のトップスリーと表記していますが、猪もほぼ同格ではないでしょうか。猪は本編の序章であっさり倒してしまい、その生態を語る余裕がなかったので、今回はそのリベンジも兼ねています。
ご推察の通り、語り部は「せめて炊き立てのご飯を」の主人公です。二つの作品に直接的なつながりはありませんが、同じ世界の同じ地方の話なのでこういう出会いもあるかもしれないと思ってやってみました。ええ、露骨なクロスオーバーです。
第2話 月読の花(後編)への応援コメント
おおお……毎度ながら綺麗な締めくくりに感嘆のため息が出ます……!
短編ながら三人の人物感がしっかり出ていて、その裁量が多いでもなく少なすぎるでもなく絶妙な塩梅と感じます。二人以上の会話をもたつきなく表現するのは、一筋縄ではいきませんからねぇ。たしかな技量に魅せられました……!
それから作中の「人間は剣ではなく、花を手に執るべきだった」がとてつもなくお洒落で真似したくなる!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
富士見ファンタジア文庫の短編集が大好きなので、外伝はそれをイメージして書いています(もともと本編ですら短編連作形式でしたが)。
本編はどうしてもファウナを主軸としなければならなかったので、番外編で他キャラクターに焦点を当てられたらなぁと思います。
キャラクターを一堂に会して喋らせるのは、私の技量では三人くらいが限界だと思います。今回はすでにできあがっているキャラたちでしたので、比較的簡単に会話が成立させることができました。
作中の台詞は、花の名を冠するフローラに相応しいものになったらいいなと思って書きました。えむ/ぺどろさんの反応を窺うに、成功したようでほっとしています。
第1話 月読の花(前編)への応援コメント
うおぁッ!?
外伝が来ている!
そしてさすがの知識です……形成層に触れるとは……!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
どうぶつ奇想天外と銘打ちながら、初っ端から植物話です。
実は新作を執筆中だったのですが、ふと、異世界生態系書きてぇと思って今一度このタイトルで筆を執りました。ちょっと前までチャンバラでしたし、新作もまた違う内容ですので、その反動かもしれません。
気まぐれかつ不定期な更新になるかと思いますが、ファウナとミランの物語にもう一度お付き合いいただければ幸いです。今回はフローラが主役ですけどネ。
第9話 臥薪嘗胆の女(後編)への応援コメント
やはり長年にわたり命と向き合ってきた人の言葉は深いですね。
語彙力のない感想で申し訳ありませんが。
ところで、最後から2行目はアキアカネではなくアキマネキですね。
作者からの返信
コメントおよびご指摘ありがとうございます。
痛恨の……痛恨の誤字。確かに名前の着想はアキアカネとシオマネキですが……これは恥ずかしい。実に二年ぶりに修正させていただきました。
それはそれとして、エッセイでも書かせていただいている私のゲテモノ巡りは、この話を書いてから加速したような気がします。作品は作者から生れ落ちたものですが、同時にそれが作者に影響を及ぼすものでもあると実感しております。