主人公の少年を助けてくれる謎のおじさん。その正体が意外で良かったです。
面白い部分もあるし、この短い中でおじいちゃんと日記帳のある大きな意味をうまく表現されているところが気に入りました。何回も読んでいたい気持ちになります。
――と、ひとこと紹介のように、心温まるラストでした。少年の前に現れた不思議なおじさん。物語はミステリーな部分もあるのですが、優しい文章で綴られていますので、読みやすく安心できます。最後まで読まれますと、きっと、ほっこりすることでしょう。
オチが想像出来なくて面白かったです。わたる君がおじさんに助けられたから、素晴らしい研究者になったんではなくて過去のわたる君の努力によるものというのが素晴らしいです。私自身、星新一さんが好きなのでこういうSFチックな話は大好きです。もっともっと読まれるべき作品です。
楽しくて、柔らかい文章に癒されるお話でした(まあ、さすがに事故とかのシーンは怖かったですが)。そして最後に謎が解けてスッキリです!
まずは……わたる君の素直さ、可愛らしさが、とても微笑ましい!そしてオチも、途中で予想がつくものの、「日記」というアイテムがキーとなり最後まで楽しく読める作品でした。
あらゆる意味で、読みやすくほっとする作品です。こういう作品を読み慣れていると途中からああやはりなと思えてしまうのが難点で☆3つにはしませんでしたが、感触も後味も良いので絶対に損はしないと思います。