泣くということは、気持ちが緩む、ということ。気持ちが緩むと、記憶力があいまいになり、自分の言動に無責任になる。自分をしっかり保っていたいならば、あなたはこの作品を読んではならない。
素敵なラブレターです。
「手紙」を主題にした作品。手紙というものは声とは違って、想いを形にできるという性質があります。そして、それは時を超えて、あるいは世界をも超えて相手に届く。そういう「手紙」という存在を上手く使ったお話だなぁと、そう思いました。その手紙の行間には、どんな想いが詰まっているのか。最後まで読めば、それがわかると思いますよ。ぜひ、ご一読を。
世の中は自分の為だけには回っていない。 強い想いを分かつ物。 それは距離であり、また時間であり、人には決して抗えない物だったりもします。 それでも――それでも想いはきっと届きます。 いつまでも、いつまでも忘れないでください。