あとがき

あとがき




 初めまして、柿原友恵です。


 誰しも『自分だけのルール』というのがあると思います。共感されるものからそうではないものまであることだと思います。癖で無自覚にやっていることもあれば、自覚して課していることもあるかと思います。

 私も、少なからずそういう決まり事をもってお話を書いています。

 ですが、例外的なものであるといっても過言ではないでしょう。


 歳を重ねると、ものの見え方が変わるものです。たとえば、この『定められた最悪』というお話は『考えていた頃』と、『書き始めた頃』と、『投稿する頃』には数年越しの合間があるわけです。

 具体的に、プロットを練り始めた時期は、中学生から高校生に進学するタイミング。実際に書いたのは、高校生最後の三ヶ月。本編をこうして投稿するにあたって改稿を行なうようになったのは、社会人になってからのことです。

 ですから、書こうとしていることも当時と今では違うわけでして、不思議な気持ちで改稿していました。同時に『そういえば当時、こんな話をしていたなあ』と、懐かしく思えることもありました。


 そんなわけで、『定められた最悪』でした。

 このお話はミステリを書きたいと書き始めたものの、あまりミステリであることを意識せず書こうと書き続けたお話です。


 ひねくれ続けてきた人間が、好きなものをとことん詰め込んで書いた、何よりも自分が楽しんで作ったお話です。

 それを、もし楽しんでいただけたのなら、幸いです。


 ありがとうございました。   柿原友恵。

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定められた最悪 かきはらともえ @rakud

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