なるほど

その病院から出てきた者は、皆さわやかになるという噂のさわやか病院。自身も希死念慮に悩まされる身の為、主人公をどの今の主人公が恵まれた環境ように「さわやか」にさせるかと気になりながら読み進めていました。院内を外の世界よりも不気味にすることでにいることを認識させる、そのような治療法は妙に現実の自分にしっくり来て足元を見るきっかけとなれました。しー君同様、読者のじぶんまで「さわやか」な気分にしてくれる小説でした。