戦闘機にロマンを感じる。たとえ、その先にあるのが絶望だとしても

細やかなメカの描写が胸を打つ。
魅了されるのは迫力あるバトルシーンだけではない。政府軍と武装集団が紡ぐ、壮大なスケール感も注目だ。

パイロットの少年と謎めいた少女との出会いなど、これぞ戦闘ものという要素が多く詰め込まれている。だが、ごちゃごちゃしない世界観だ。すっきりとした読後感が心地良い。

生と死が隣合わせという緊迫した中で、主人公がどんな選択をしていくのか。この世界観から目が離せない。