一年生ながら圧倒的な実力を持つ朝比奈は、他の部員と壁を作っていた。そんな彼女とどのように向き合うべきか、知美部長は悩み成長していく――
部長の肩書きの重さに苦しむ知美に、頑張れと素直にエールを送りたくなる。容赦なく積み上がる課題を解決していくことができるのか、手に汗握りながら読み進めた。
軽快でテンポのある展開は体育会系の部活ならでは。
クライマックスに向かうにつれて、部の変わりゆく姿が眩しくなる。
試合の光景が目に浮かぶようなスマッシュの描写のおかげで、バトミントンのルールを詳しく知らなくても楽しく読破できた。
読めばラケットを握りたくなること間違いなし。