【σσ 41本】まどろみの守り神
うっかりしていました。相手は泥だし、ぐぬぬぅ… とかしか言わない低級モンスターだから楽勝だと思っていたが、全然ダメージを与えられない。こういうタイプには何か倒す仕掛けがあるのが定石だ。だらだら物理攻撃してもエンドレスなだけ…。
さてどうしたものか。
んーんっ!コアみたいなのがあるんのではないでしょうか?定番ですよね。でコアが常に移動していてお前にみつけられるかな?的な!
「旅人様!これから魔法攻撃をいたします!離れて下さいます?」
美形のエルフが叫ぶ。
あのダークなエルフのキャラが変わりすぎなんだけど?アニメだったらカツオの声優が交代したときくらいの違和感。
「スプリング・テンペスト!」
色とりどりの花弁が現れるとまるでダンスを踊っているように舞いながら渦を巻き泥野郎に襲いかかった。
バラバラになる泥モンスター
「ふがぁぁぁぁ…」
やる気のない昼間のサラリーマンみたいな声だしやがって…。
「えっ?即死!?」
あらあら瞬殺じゃないですか…可愛いねえ。
と、思ったが案の定、バラバラになった泥が集まり始めている。可愛くない。
「フルサーチ!」
(相変わらずの張のあるEカップ!)
ちらっと美形エルフさんのを見るのは、お約束として、コアがないか魔法で調べてみるが、特に何も見当たらない。
『ただの泥のようだ』
目の前に現れた文字に
「見ればわかるわっ!」
ツッコミを入れながら、頭を掻く。
今何しているって?ごめんね。説明不足で、著者が激アマチュアなのが主な原因なのだか僕は、悪くない!悪いのは著者と働き方改革で休めって言っておいて、老後のために自力で2千万貯めろって言う社会が悪い!
ああ…今、禁霊樹の森の入り口にいます。例の卵を賢者様に借りてメイドさんを空飛ぶ絨毯マークⅡに変えて。ホームから北東に3時間ほど行った島に到着して速攻のバトルです。侵入者には厳しい島みたいです。
監獄塔で出会ったというかキルされかけて今は改心したエルムに導かれて此処まで来ました。
パーティーは僕、メイド、エルムと何故かついて来たモフモフ…
まあついてきたというかメイドさんに無理やり連れてこられたんですけれどね。
「帰りたいゾイ!泥は汚れるから嫌いだゾイ!」
小人獣人族のムゾロンだ。
「可愛いです!可愛いです!」
抱いていたモフモフに顔を埋めるメイドさん
「お前たち!仕事しろっ!!」
メガネと女神と復活の呪文 花和田 鬼小太 @takashi00
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。メガネと女神と復活の呪文の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます