友達がいなくて何が悪い！

高校2年生、下条俳太は自他共に認めるぼっちである。
ぼっちであることによる弊害を甘んじて受け入れ、青春と呼ぶにはあまりにも孤独で輝きのない生活を送っていた。

しかし、彼と同じくぼっちである高校2年の少女、千曲夜栄はぼっちであるが故に受ける不当な虐げを受け入れることができなかった。
そこで、彼女は同胞を集めてぼっち部の設立を計画する。その活動内容とは、『ぼっちが安全かつ自由に孤独を享受することができる学校にする』というもの。
下条はその部活に強引に加入させられる。

学校内で起こる様々な人間関係の問題、それを下条はなんとか解決していき、やがて下条に助けられた人間たちが下条へと好意を寄せていく。

友達を作らないことの何が悪い。ぼっちのプライドと名誉を守るために、友達のいない人間たちの活動が始まる。