<あとがき>

 こんばんは。

 作者の新巻へもんでございます。


 最後までお読みいただいてありがとうございます。以下ネタバレを含みますので、できますれば本編を先にお読みください。


 事の発端は転移なり転生なりをした主人公がいきなりその環境に順応することに違和感を感じていてその辺をきれいに消化した話が書けないかなということでありました。


 作話としてその辺を書き込むとクドいというのは分かっていまして、特に日本から見た異世界の描写をすればするほど話が進まなくなりますよね。しかも知らない物を説明して分からせるとなると、うん、それは取扱説明書になっちゃう。


 ということで、あちらの世界からこっちの世界に来てもらうことにしました。できる限りボカしたつもりですが、序盤の描写はどこで日本だと分かりましたでしょうか?


 作品の出来としてはどうでしょうかねえ。途中、カクヨムの3周年コンテストがあったり、仕事が忙しくなったりする中でも定期更新はできたのでその点は良かったと思いますが……。まあエタらなかっただけで60点。作品と同様に自己採点も超甘々です。


 それから、1話当たりの文字数を4千にしてみましたが、途中からきつくなりました。時速1千文字の私には1日に4時間作るのが難しく、途中でやめては、また翌日となり思い出すのに余計な時間がかかってしまいました。たぶん、これからは1話あたりの文字数を減らすことになると思います。


 それと途中に散りばめた呪文。これを考えるのに結構時間がかかりまして、もうやめようと何度思ったことか。


 主人公を女性にしたのは、男性にすると行動原理がエロにしかならないのでそれを避けたかったことにつきます。そうじゃない男性主人公の造形って難しい。結局魅力的に描けば描くほど周囲の人間を男女問わず引き付けちゃいますからね。そういう面だけ疎い主人公というのもいいのですが、それって宗茂じゃね、と思って……。


 次回作ですが、ハイよりのファンタジー書こうと思ってたんですけど、疲れたので、ライトな1人称転位ものにします。前作「くたばれ~」に近いですかね。主人公は男。しかもあまり強くない。聞いて誰得なあらすじですが、こちらもどうぞお読みください。連載中です。


 それでは、またどこかでお会いできることを願って。

 

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私は英雄王。この邪悪な世界を征服します! 新巻へもん @shakesama

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