n回目逢瀬で、君へと紡ぐ

理不尽なんて言ってられない

規制をかけられた言葉の列

意味をなさない鎖に首をかけた

君は誰なの?


命の天秤にもかけられないような

ちっぽけな人生

一人暗い部屋に閉じこもったまま

青空を仰ごうともがいた


針のように降り注ぐ時雨と視線

痛みを感じるのは誰の所為か

世闇に俯く灰色の陰に

君は鈴の音躱して僕を待っていたんだ


どんなに憂いてどんなに吐いても

迫ってくるもう一人の自我は

きっと消えることはない優越感を

潰しに来たのさ


コントロールなんて出来やしない

もう止められないよ

伝えたかった想いこそ

黙っておくべきだったのか

妄言だけただ垂れ流した


xを僕とおいてyを君とおいても

きっと交わることなんてないんだ

そう思ってたのに

運命を変えられてしまったのは

君のせいなの


n秒後に出会うはずの僕らは

何万回何千回の逢瀬で

愛より大きいものを謳うんだろう


このちっぽけな世界で自分のことだけを

下してそんな暇があるくらいなら

世界平和を願えだとか

マニュアル通りには生きたくないよ


既成概念に縛られてるのは

きっとこの世界だ

君はそれすら超えてしまうの?


どんな円周率だとしても

もう一度だけ君に会いたいな

子供騙しな死後の世界だとしたって

きっと自分自身超えて

君を迎えに行くよ


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超都会的世界改革 多本 傾(ななめ) @_katamuki_

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