語るとは言っていないが、語らないとも言っていない。

つうわけで、自主企画『好き勝手』に参加されている皆様には継続中でアレですが、ちょっと旬な読書を求めて浮気中『純文学祭・冬』開催しちゃってそちらも読んでいます。


読書ってほんと楽しい。色んな別の人間の意志思考が流れ来る感覚。自分では生み出せない解釈違い。そう来たか。それがお前の答えか(は?)


純文学ってきいたら何をイメージするのかなっていう興味。私には私の解釈があるけれど、絶対それとは違う解釈のひともいっぱいいる。変な笑いが出ちゃう。楽しい。


まだ参加作品を募っている中なのであんまりとやかく言わないのがいいんですけど、楽しすぎるので我慢なりません。


作品にはステ振りがあって、どこを重視して作り込むかというスタンスの違いがあります。人物に、設定に、展開に、舞台に、トリックに、どこに重きを置いてもいいんです。そのどれもどうでもいいくらい、文章の美しさを読みたいなという年末のちょっとアンニュイな欲望を思い立ちまして、理想としては佳麓冬舞さまの白降青地とか最高なので、文章で落としに来いよと待ち構える謎の狩人魂で罠をしかけて息を潜めているわけです。第二第三の白降青地が来るかもわからないです。何せネットの海は広いので。


そして好物の『理想通りのもの』以外もちゃんと美味しくいただくのです。自分が欲しいのと違う、いいじゃねえか別に。こちとら雑食の悪食だ。書き始めの初心者も、すっかり老いぼれた時代遅れも、それにはそれの良さがある。本人たちはいい評価と認識しなくても私はいっこうに構わない。私を満たすパーツであるのは確かなのだから。今回いい企画したな、と自分本位で満足しています。まだ7タイトルしか読んでないけど。


基本企画は自分のために開催しています。自分が楽しめるように開催しています。一応参加されている作品に企画名がくっついて残るので、変な企画名にはしないように配慮しているつもりです。別の誰かが読む時に、ラベル分けみたいな役割であれたらちょうどいいんですけどね。参加するしないを決めるのは参加者各位です。互いに自己責任ですよね。


読むとも感想書くとも明言していない企画にも参加してくださった皆様。ありがとうございます。読むんですよ私が。読んだら読んだでなんかかんか書きたくなる私ですから。いつなんどき何をしでかしてもアレですよ。多分冬気分の間は読みます。


色気のある文章に飢えています。知的で、聡明、哀愁、もしくは黎明。だって冬ですよ。魂が凍えるくらい震える文章に会いたいじゃないですか。終わりと始まりが来るんですもの。


私が愛した作品達は、いくつも非公開で読めないことがって。私もよく非公開にしてしまう側なので不満や文句はないのですが。私がその作品を愛したという事実までは消えないので、未練どころか今もまさに存在するかのごとく愛を叫ぶ感想はまったく隠しません。愛をうまく伝えられないことに時々ナーバスになるくらいで。


叫んだら終わりってことではないので。ずっとずっと大好きな作品はいくつかあって。本当に大好きで。公開されてる時分に出会えたことは幸運で。生涯忘れないのだろうなと思います。そして自分もそんな作品を紡いでいきたいというのが本音です。



イベント「純文学祭・冬」 - カクヨム

https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054893209035


一通り、全参加者の作品を拝見致しました。うち二タイトルはまだ読み切っていません。企画外もチラチラ読みました。本当は全部の作品にきちんと感想や思う所を伝えればいいのでしょうけれど、やめときます。


52作品中おすすめタイトル

・喫茶「ベコニア」の奇跡

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892613509

・シロフネさん

https://kakuyomu.jp/works/1177354054893218513

・ユウとリナの四日間

https://kakuyomu.jp/works/1177354054886099095

・頬紅桃

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888317722

・真空色の虫

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888678907

・田舎暮らし

https://kakuyomu.jp/works/1177354054890075318

・匂ふ梅が香

https://kakuyomu.jp/works/1177354054892970873

・春になると綺麗な花が咲くから。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889166198



企画参加者の企画参加外作品よりおすすめタイトル

・愁いを知らぬ鳥のうた

https://kakuyomu.jp/works/1177354054891431242

・RINO~ただひとりの旅路~

https://kakuyomu.jp/works/1177354054888911182



その他もう一作品。応援コメント書こうと思ったらコメント欄閉じてた件。面白い作品だったけど、もう少し続いてもよろしくてよ?という内容だったのでしつこく裏を嗅ぎ回ったところ、某企画参加要項としての字数制限がありそこに収まるように削りたおしたもよう。企画に参加っていうのはきっかけに過ぎないから、もしよければリメイクで好きに完成させてくれたらもっと読むよね。あとそこの企画主がまた面白そうだった。ふふ。大掃除中なんですけどね、自分。


ある作品の後にある作品を読んだら、まるでアンサー小説みたいで面白かった。偶然の同じテーマ、問いかけとひとつの解。恐れで踏み出せない人の成長と、とりあえず飛び込んでしまってから大変さを知っていく成長。タイプは違うのだけれど。




さて。通常運転に戻りますか。

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