真実を見通せる慧眼の持ち主は妹だった!

家に帰ると唯一の肉親である妹が誰かとお話し中。何か危険が及んでいるのか、それとも怪しい行為をしようとしてるのか気にならないわけがない。勇気を出して問いただすと……なんと探偵でした!


ある学校で起きた殺人事件に妹である玲奈へ依頼が飛び込み、兄の祐介はそれに付いていき事件の手掛かりを探しに行く物語。一見容易に解決出来そうな事件に見えたが、調べていくと次々と不可解な手掛かりが見つかり、容疑者もどんどん増えていきます。それにより「次は何だ?」「事件はどんな結末に?」とワクワクしてしまいます。

一話一話がしっかりと綴られており、伏線と思わせるような箇所が散りばめられていて、いわゆる『読者への挑戦状』みたいなミステリーとなっている印象ですね。自分でも謎解きが出来る仕様になっています。こいつは読みごたえ抜群です。

ミステリー好きな方は間違いなく楽しめます。是非読んでください!