実録の闘病を綴っている本作、ましてほぼリアルタイムで自らの闘病生活を作品なんてなかなか無いだろう。異変というのは外で起きるものは簡単に判る、他のものと比べれば一目瞭然だから。自分の事となると、途端に運が悪かった、たまたまだ、と言い逃れをしてしまう。そんな自らの異変を察しきれなかった、リアルタイム闘病生活、面白いという観点ではなく、為になる読み物として引き続き読ませていただきたい。
先日カクヨムを始め、先生のご病気を知り驚いております。私も数年前に脳卒中で入院しました。奇形血管の破裂なので脳ドッグで見つけられるタイプ(でも破裂してから判明)キーボードが打ちにくいなど、言われてみ…続きを読む
いい裏技をありがとう。入院することがあったら試してみます(予定はないけど)。ちなみに、BSのNHKの、金払えのテロップはUSBにつないだHDDから追っかけ再生すると消えると聞いたことがあります…続きを読む
――光輝く。 作中で語られる闘病記は生々しく、曲がりなりにも小説を書いている身としては吐き気を催すほどの過酷さを伴って迫ってくる。 だが、完全な闇かと言われれば決してそうではない。 端的に…続きを読む
作家として長いキャリアのある方が、その能力を発揮するのに著しい困難を負う病気――脳梗塞。その体験状況を克明に冷静に記載。病気になった事実を「確率」と言い切るその冷静さ。発症直前までの身体の異常さを…続きを読む
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