実録の闘病を綴っている本作、ましてほぼリアルタイムで自らの闘病生活を作品なんてなかなか無いだろう。異変というのは外で起きるものは簡単に判る、他のものと比べれば一目瞭然だから。自分の事となると、途端に運が悪かった、たまたまだ、と言い逃れをしてしまう。そんな自らの異変を察しきれなかった、リアルタイム闘病生活、面白いという観点ではなく、為になる読み物として引き続き読ませていただきたい。
山本先生 お久しぶりです。突然に大阪のイベントが中止になり、どうされていたのかと思っておりました。大変だったのですね。そして、今も。読み進むにつれ、いつもの山本さんだと思ってしまいそうでした。…続きを読む
作家として長いキャリアのある方が、その能力を発揮するのに著しい困難を負う病気――脳梗塞。その体験状況を克明に冷静に記載。病気になった事実を「確率」と言い切るその冷静さ。発症直前までの身体の異常さを…続きを読む
何より快癒をお祈りします。内容は、不適切な表現かもしれませんがとても面白いです。よく名前は聞くもののあまり深く考えたことがなかった脳梗塞という病気。その実態がリアルに書かれています。自他共に認め…続きを読む
とんでも本シリーズやアイの物語をはじめとする斬新な視点のSF小説で一部に熱狂的なファンを持つ、山本弘氏の闘病記。まだ一話の時点ですが、前からのファンである自分には衝撃とともに強烈に応援したい気持ち…続きを読む
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