狐と香辛料

@rred

第1話ハルとの出会い

 アイザンピーク大陸に商人をしている、イグザという男だ。この大陸では教会が各地にあり、騎士ギルドと王国の騎士との争いが絶えないという。

 僕は絹を売る商人である。やれやれ。今日の昼は長い。絹の質が悪くなってしまうというものだ。

 狐祭り。田ぼを良作にするために、する祭りのことで。実際狐が出てくるわけじゃない。

 また騎士が僕に荷車を降りろと命令してくる。


 一人車で野宿してると、ゴソゴソと音がする。

 「だれだ?」

 「わっちは狐でありんす。」

 「でろ。」

 その女の子は裸でいて、お尻に尻尾がある。

 「わっちには勝てわせん。オオカミ三匹でもだめじゃ。」

 「わっちをなんとかかくまってくれ。」

 僕のことが好きなのかな?そういうわけじゃなさそうだし。まあ少しくらいいいけど。

 だけれど、宗教というものにこのハルという狐は、追い立てられているのではないか?

 まあそんなことは置いといて、今日は寝よう。

 香辛料は旅のスパイスになる。

 そして、狐というものは水田にいるという。

 

「わっちをどう思っている?」

「ただの狐だよ。」

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