メンガーのスポンジへの応援コメント
無機質性と無限性をイメージさせる「メンガーのスポンジ」は何のモチーフなのだろう、と興味津々に拝読し、あまりにも儚く切なすぎるラストに繋がった時は頭が痺れるような感動を覚えました。メンガーのスポンジが象徴するのは、三次元の存在になりたかったカナタなのか、それとも、きっと二次元に行きたかったであろうユキヤだったのか……。
三次元の温もりを選んだユキヤは本当に幸せな選択をしたといえるのだろうか、と物語の「その後」に想いを馳せるとますます切なくなります。
作者からの返信
応援コメントありがとうございます。
フラクタル次元という「境」を入れることで二次元と三次元の平行的な世界の狭間のモチーフとしてみました。
楽しんでいただけたようで良かったです。
愛とは、結婚とは、みたいなところも含んで考えるような作品になっていれば幸いです。
「その後」は不穏ですよね。でも、今の世の中でも多かれ少なかれ同じものを抱えながら結婚生活を送っている人も多いのかもしれません。
ステキな応援コメントに星評価まで、ありがとうございました!
メンガーのスポンジへの応援コメント
次元が違うから決して二股ではない!
……と、言えるのも今ぐらいなのでしょうね。
このまま技術革新が進み、より高度な人工知能となり、人工知能との会話が、人間となんら変わらなくなると、それこそ2.73次元の存在となり、2次元でも3次元でもない存在が生まれるのでしょうね。
そうなった時に二股ではない!
と言えるかというと難しいですね。。
テーマ、ストーリー、とても面白かったですっ!(*´꒳`*)
作者からの返信
応援コメントにレビューまでありがとうございました!
書きながら「浮気って何かな〜?」と考えてました。
こういうものの予兆みたいなものは、今でもたくさんあって、それは「フェチ」くらいに思われているのでしょうが、次元の境目は削られていっているのかもしれません。
読了ありがとうございました!
メンガーのスポンジへの応援コメント
なるほど。毎度ながら冒頭でGoogle先生にメンガーのスポンジを質問した私です。
そういう世界になっていくんだろうなっていうオトナなSF恋愛小説でしたね~!
個人的には、主人公の会社の創業者が台湾の方ってのがなにげにリアルだな…と思ってお気に入りポイントです。SFはこういうさりげないリアルさが大切だと思うのですよ~。
作者からの返信
今回も読んでいただきありがとうございました!
>毎度ながら冒頭でGoogle先生にメンガーのスポンジを質問した私です。
すぐに調べるのはいいことですよ~!
>そういう世界になっていくんだろうなっていうオトナなSF恋愛小説でしたね~!
ちょっと、今回はアダルティを攻めてみました!
>主人公の会社の創業者が台湾の方ってのがなにげにリアルだな…と思ってお気に入りポイントです。
お目が高いッッ! ここは僕自身、かなりコダワリのポイントでした。
日本経済と技術の凋落とそれを背景にした、少し暗いムードの象徴として書いた感じがありました。
まぁ、実際、リアルにそういう流れですしね……。
十年後という至近距離でのSFにお付き合い頂きありがとうございました~。
メンガーのスポンジへの応援コメント
決して交わることのない異なる世界にいながらも、二人はたしかに心で繋がっていたのだと感じ取れるからこそ、切ない…。
カナタと過ごした五年間は、遥と結婚したあとも、僕だけの中に残りつづける。時折、ふとした拍子にカナタの面影を思い出してしまって狼狽する僕に、「どうしたの?」と首を傾げる遥。彼女を安心させるために「なんでもないよ」と嘯いて抱きしめるシーンまで想像してしんみりしました…( ;∀;)(妄想力)
素敵なお話でした…!!
作者からの返信
妄想力ありがとうございます!
そこですよね……。
別れてしまったあとの物語も素敵かもしれません……。
読了&応援コメントありがとうございました。
メンガーのスポンジへの応援コメント
懐かしの電脳コイルの名前につられてきました。
なんだか読んでいるとシュタインズゲートの岡部とアマデウスのような関係なのかなと思いました。
電子上で生きているんだか死んでいるんだかわからない存在。
ないはずなのにこの世界に在るような存在。
仕事上での付き合いがいつの間にかのめり込んでしまったのでしょうか。
しかし彼女が消えたことで、遥かの存在は今以上に現実に傷跡を残し――
消え入るように儚く、どこか祝福されるべき誕生の物語でした。
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます。
二年前に書いた作品ですが、読んでいただけて嬉しいです。
(『電脳コイル』にからめていただいたレビューにも感謝ですね)
シュタゲZEROのアマデウスは今年になって観ましたが、あそこでは身体的な実在に関してはあまり主題化されていませんでしたね。
(基本的に助手大好き人間としては、続編もおいしく頂きましたが ^^)
このお話では「触覚」に焦点を当ててみました。
存在の拠り所がどこにあるのか。物語の中でも考えていければなと思います。
感想ありがとうございました。