「最愛」と聞いたら泣けてくる読了者は多いはず。

昔からずっと一番好きな作品。

最愛を奪った醜悪で外道で実は哀れな貴族への憎悪と復讐心そして喪失感から生まれた奴隷の獣は、
贖罪のため世界への復讐のために最愛を切り捨てて王になり、
背負ってしまった責任のために魔王になる。


すべての登場人物がまるで生きているみたいで、だからこそワクワクするし、切なくなるし、愛せるし、泣ける。

特に最愛は4人かなと思ってるけど2人目の最愛は思い出すと泣けてしまう。

そんな登場人物が2人とか3人じゃなく何十人と出てきて全員に物語がある。
作者さんはこの世界から転生してきてて本物をみてたから書けるんじゃなかろうかというくらいに...

ライトとは言い切れない部分もあるのでテンプレなラノベを読み長したい人には向いていないかも。
しっかりとした物語が好きな人、テンプレやファンタジー要素は軽くでいい人は是非とも読むべき。

なろうで読んでた人も絶対に読んだほうがいい、気になっていた裏話が描かれてる、特にヤンのあたりが。

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