細かい部分かもしれませんが、
>「瑞希には、難しかったかな?」
> と、ママが訊いた。
この2行が「上手いなあ」と思いました。
実は、その直前の数行(補導云々)を読んで、私は、
「七歳児の一人称で説明させるにしては、子供の理解を超えた内容なのではないか?『七歳児の一人称』形式で長編を書くのって、 子供の理解力の範疇でしか地の文で表現できないことになるから、設定的に無理があるのではないか?」
と感じていたのに、この母親の言葉のおかげで、違和感がスーッと消えたからです。
作中で似たようなことを登場人物に指摘させて、さらに当の『七歳児』に大丈夫だと意思表示させる。なるほど、これだけで読者は、
「ああ、この『七歳児』は難しいことも理解できる特別な『七歳児』なのだな」
と納得できる部分が出てくるものなのですね。
グダグダ説明せずに出せる説得力って、それだけで面白いです。
作者からの返信
烏川 ハル様
貴重なコメント、本当にありがとうございます。
ご丁寧に読んで頂いて、感謝感激です。
企画参加ありがとうございます!
なんかほんわか、やさしそうなムードですね。
ゆっくりですが読み進めて、あらためて感想書こうと思います。
作者からの返信
ありがとうございます!
あたたかなコメントに感謝感激です。