怪異が手招きをしている……

ホラーものでよくあるシーン。
危険だと分かっているのに、衝動に駆られて近づいてしまう主人公……。
その意味がわかったような気がしました。

怪異は怪異であり続けるために、見えない道を作っていて、人はついそれをなぞってしまう。
手招きをされ、さもそちらに行くのが当然であるかのように。

そうして犠牲者が出続ける限り、都市伝説は伝説にならず、現実であり続ける。
その当事者が自分でなくても、意外と近くに手は伸びてきているのかもしれません。

夏にぴったりの良作ホラーです!

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旗の道

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