本当のくれいじーEND

「プリンセス」

「ちょっと薄汚いんで近づかないでください。魚臭い」

「....」

「じゃぱりまん?プリンセスのは無いよ。ゴミ箱でも漁ればあるんじゃないかな」

「自業自得って言うんですよ。プリンセスさん」

「……。」


プライドも、全てズタボロにされた私は、ラッキービーストから貰うカプセルが無ければ、生きていけなくなった。


毎日が、つらい。


そろそろ、大木に縄を掛けてもいい頃かな...


そう考え、私は縄を持って飛び出した。



「……はぁ」

私はため息をついて縄を眺める。

「楽しかった頃はどこに……。」

そういえば最近私には娯楽が少ない……。


「……楽しい……時……」


記憶はそこで途切れた。


………………


……はは

「あはは!私はいちご!あははははははははははははははははははははははははは!」

私は取り敢えずじゃぱりまんを食べた。

「あぁ~!アイスの味~!」

私は楽屋に行った。


「ねぇねぇ扇風機!」

「あれ、お前誰だっけ!」

「ポッキーだよ!」

「ポッキーか!なら俺はトッポだ!」

「トッポか!なら私はうまい棒だ!」

私とイワビーみたいなトッポは結婚した。


「俺達何で結婚したの?」

「あなたがうまい棒だからよ!」

「俺はコンパスだろうが!」

「初めましてジェーンです!」

浮気した。

「お前その女……」

「ジェーンです!」

「ジェーンです!」

「「ジェーンです!」」

イワビーみたいなトッポみたいなコンパスみたいなサラマンダーはジェーンを加湿器で殴った。

ジェーンは死んだ。

死んでもなお

「ジェーンです!」

声は聞こえる。

「あぁ、美味しいわ!」

私はその声を聞くだけでご飯1600杯余裕で食べれる。

「よろしい、梅干しをあげよう」


「待て、私が貰おう」


「この声は!ドスケベマゾペンギン!」

「Daisukeアホ転勤?」

「Daisuke☆」

そう言ってアホ転勤はDaisukeを踊り出した。

「まあお上手!私も踊るわ!キボウノハナー」

「それは💃だろ」

「いや!ジェーンです!」

「梅干し食べるわ。うめぇ。」

「ビビデバビデブー!」

「うあ!Daisukeのせいで私の梅干しが!」

私は死んだ。


目を覚ますとそこにはマーゲイみたいなのがいた。

「うへへっへへっへっへへ梅干し食べてる寝顔最高です」

「夢!?今のは夢だったのね!」

私はDaisukeを踊って電子レンジを食べた。

「それはフラメンコ星人の電子レンジだったのに~。」

「あなた、フラメンコ星人?」

フルルみたいなのがやってきた。

「フラメンコ星人さんの寝顔もなかなかキュートですよ!」

「そんなことよりDaisuke踊りたいなぁ。」

「甘えるな!」

「きゃあ」

「私はDaisukeを覚えるのに5世紀もかかったんだぞ!この苦労を無駄にするのか?」

「さーせん。後電子レンジ欲しい」

「おえっ」

「ありがとう!」バリバリ

「あは……うへ……」

「ジェーンです!」


楽しい……。


とても楽しい世界……。


私は……


……気付いた。

よく考えたら何だろうこの世界は。

私が狂ってみんなも狂って……


……でも関係ない。

楽しい世界が大好き。

いじめに負けて自殺なんてしたくない。

妄想が現実かなんてどうでもいい。

楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい楽しい


たとえおかしくても、そんな

の関係ない。

しにたくな

いから楽しくしたい。


「きのこの山とたけのこの里どっちが好き?私はカマキリがだーいすき!」

「赤いきつねと緑のたぬきと紅の豚どれが好きですか?答えはフライパンでした~。」

「フラメンコとDaisukeどっちが好き?そんなことよりグレープ君を見に東武動物公園行こ~。」


狂った……

楽しい……

くれいじー……



本当のくれいじーEND

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

くれいじーPPPの『分岐END』 あんかけ(あとち) @Ohoshisama124

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ