巡りゆく、一連のうつくしい絵画のような情景のかずかず

はるか東へと空をながれた星というかたちで、おのれの運命を示された若き僧。
運命をもとめて東へと果てしのない旅を続ける彼は、様々なものに出会い、彼らのたどってきた運命を、物語として聞いてゆく。
そうした物語の場面ひとつひとつが目の前に、絵として立ち現れるような、うつくしい語り口。
それが一つの、世界を描き出すほどに壮大な情景となって包み込んでくれます。