日記
Seri
第1話
私の青春は終わった。
あまりにも呆気なくて、呆気なさすぎて涙すら出なかったから会場から追い出されたそのままの足で電車に乗って、家に帰って、ただいまーって言って、返事は無くて、あそうか誰もいないんだって思い出してリュックを置いたらお腹が鳴ったからキッチンを漁って、カップラーメンを見つけて、適当に作って食べた。そうしたら意外と美味しくて、おー1000円払って食べるご飯よりも美味しいじゃん最近のカップラーメンはすごいなーって笑った。
そうしたらなぜだか涙がこみ上げてきて、なぜかはわからなかったけど、止まらずにぽろぽろぽろぽろ涙が出てきて、上手く呼吸ができなくて、これじゃラーメン食べられなくて冷めちゃうじゃんだなんて思って笑って、また泣いた。
日記 Seri @Sen_r__
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