超絶ブラック企業を辞めて、転職した先が……なんと殺し屋企業！
けれど待遇はホワイト企業並みで、うっかり「私も転職したい…」と思ってしまうほど。

主人公リエの一人称で語られる殺し屋（見習い）ライフは、殺伐としている……わけはなく、緩くあり、笑いあり、トキメキあり。
ただ、ちょっと、業務内容が内容だけに、社内会話が時々こわくもありますが、リエの独特なキャラクターがそれを緩和してくれます。

そんなリエの見習い殺し屋としての初仕事は、なんと元カレの殺害！？
そして、元カレを恨む依頼人とその周辺の人間関係が複雑に絡み合い、思わぬ展開に発展していくのです。

殺し屋の日常をコミカルにコメディタッチで描く本作品。
クスッと笑いながらも、時々ヒヤッとしたい殺し屋コメディ好きな方にオススメです！

かなり変わった小説です（良い意味で）。

ブラック企業でボロボロになった主人公は、退職して求人活動をします。
そこで一番条件が良さそうなところにエントリーして採用されました！
しかし、業種は殺し屋。

人間関係も良さそうと思いきや、中は結構ドロドロ。

主人公は主人公で、ブラック企業のせいか、今までの他の人生のせいかは分かりませんが、壊れています。しかも無自覚です。

それが良い味を出しています。

キャラクターや設定が良く練られていて、人間関係が面白おかしく描かれています。

ちょっと変わった小説を読みたい方にお勧めです！