欠損少女の魔法法則学
愉月
プロローグ
プロローグであり、エピローグ。
とある大学の講義室の中で彼女が歩みを進め、教卓に着く。
「さぁ、講義の時間だ。授業を始めよう」
そう言って、彼女は今までの経験を全て注ぎ、創り上げた学問の教えを彼女の前にいる生徒達に説いている。
とても懐かしく思えてくる。
初歩の初歩から教え込まれた授業。
どうせ、暫くは彼女の講義が続くのだ。
それなら今まであった事を記録でもしていよう。そう思い、白紙の本を取り出す。
いつかそのうち…と、思い買っておいた税込2,850円の本の表紙にタイトルを書く。
【欠損少女の新生魔法法則学】と。
さて。
僕と彼女の物語を始めよう。
欠損少女の魔法法則学 愉月 @yuzuki018
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