古き良き思弁小説

一人ぼっちで記憶さえ失ってしまった男の、小規模な煉獄。

舞台こそ変化は少ないものの、最後までオチの読めない目まぐるしい展開はストーリーテリングの妙を感じました。

ヤシの木の実の描写にどこか妙なリアリティを感じられて、個人的に気に入りました。