ネタ置き場

空牙セロリ

冒涜系魔法少女

冒涜系魔法少女ネタども


補足

クトゥルフ×魔法少女が読みたい



「あなたの正気度ごりっと消失! 冒涜系魔法少女ないあー☆ふたんぐ、参上!」

「SANチェックの時間だぞ☆」


変身呪文

「くとぅるふ・ふたんぐ、にゃるらとてっぷ・つがー、しゅめっしゅしゅめっしゅ!」


魔法の呪文

「にゃるしゅたん! にゃるがしゃんな!」


主人公

若緑かえで(わかみどり かえで)

十四歳、JC

 お口がとっても悪い女の子。クソミソカスどもとか普通に言うしなんならちょっとサイコパスじみている。口より先に手が出るし、証拠が出ないようにしでかす。変身するとめっちゃかわいいけど「観念しなァックソミソカスどもォ!」とか言っちゃう


 ある日羊皮紙にくるまれた不思議な鍵(十二、五cm)を拾った。そこから最高神アザトゥースの使いと自称するチェシャ猫のナイアルラトホテップ略してほてぷがその鍵を使って戦ってほしいと言う。嫌がるかえでをよそに狂信者や異形の者どもとかが街をおそってさあ大変。しぶしぶ鍵を使って異形の者どもと戦う。

 ノーデンスがにゃる様の企みを知ってかえでに忠告する。最後はにゃる様と戦ってヨグ様に鍵を返す。主人公はタウィルになる。




「あなたの正気度ごりっと消失! 冒涜系魔法少女ないあー☆ふたんぐ、参上!」


 レースとフリルがふんだんに使われたかわいらしい黒いスカートが風になびかれる。ビルの屋上から見下ろせば唖然とした表情をする今回の|獲物(いけにえ)が見えた。


「さぁて、SANチェックの時間だぞ☆」


 どう料理してやろうかと想いながら乾いた唇を舌で潤す。

 このクソミソカスのせいで楽しいゲームの時間を邪魔されたんだ。ゲームの代わりにこいつで遊んでも許されるだろう。


「ねえ、ほてぷ。ゲームみたいに楽しめるものってある?」

「もちろんあるとも。君が望めば何だってね」


 となりで笑う黒いチェシャ猫は私から少し離れた。もちろん私が戦うから邪魔にならないようにだけど、本当は違うだろう。どうせ高みの見物がしたいだけだ。


「にゃるしゅたん! にゃるがしゃんな! さあゲームの時間だぞクソミソカス野郎!」


 ちょっとかわいらしい冒涜的な呪文を唱えれば野郎の周りに鼻がひん曲がりそうな臭いが漂う。ゲームはゲームだが私は自分の手を汚したくない。だから彼らにお願いするのだ。

 何が起きるのかわからないのか、もしくは理解してしまったからなのか、どちらかはわからないがとてもうろたえて逃げようとする男を見るのはとても楽しい。私はいつものように高みの見物といこうじゃあないか。ただ一方的に殺されるんじゃあつまらないだろう。だってゲームだし。ゲームは楽しむための物だ。命がけのゲームなんて楽しいことはめったにおきないんだから是非とも楽しんでほしい。


 やがてビルの陰から黒い陰と共にびちゃびちゃと音がする。黒い陰が固まって現れたのはまさにクリーチャと言える姿。常人が見れば発狂するであろうその姿を見て怯える野郎。


「安心してほしい、彼らはいたぶるのが好きなんだ。いっぱい遊んでもらえばいいよ」


 野郎がしょんべん巻き散らかしながら逃げていくのを見て私も追いかけるべく地面を蹴った。

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