とにかく読みやすい文体にどんどん引き込まれる展開に寝不足確定

まず、とにかく読みやすい文体に筆者の底知れぬ文筆家としての能力の高さが伺い知れます。自称文学通を名乗る輩からなんとなく面白そうだから読んでみました、程度の読者まで満足させられる文章、中々書けるようで難しいものであることは自明の理ではありますが、見事にこの筆者はそれを両立させておられると感じます。各キャラクターの表情が目に浮かぶ様な描写、読み進める毎に「それからどうなるんだろう!」と期待の膨らむ展開に時間を忘れページをめくってしまい気付けば朝。。。もっともっと筆者の作品を読みたくてたまらなくなる、そんな物語と感じました。