それは誰かの悪戯か、はたまた本人の意志であったのか――。

おまじない。
そのことに真剣に向き合う子供たちの姿に、ドキドキしつつ微笑ましく思いましたです。

そして、曾祖母の立場を思いつつ耳にする、その言葉に感じるあたたかさはどこか切なくて。
なので、あの時見えた一瞬の幻覚は、確かに、確かなことだったのだと私は思う。

力石は呼び名を変えられた今も、穏やかに過ごしながら人々の力を試しているのかもしれない。

ひっそりと。
今も。
これからも。


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