第8話 異類婚姻譚バトルな夢。

外国行きの修学旅行の最中になんかこう魔界的なものの偉い人に花嫁として見込まれる夢。

というと恋愛ジャンルチックなのだが、こう、蓋を開けてみると花嫁というのは概念語で、二人ペアでのバトルロイヤルと言うかなんというか、何らかの資格として人間のそういうのを確保した人だけがなんらかの秘宝に一手掛けられるみたいなルール。


ああわかっていたとも、色気あるそういうネタなぞ夢にすらネタ元としてみられない、ということは、と歯噛みする、神の視点だったり視点人物の中にいたりする視点だったりする、夢を見る俺。


ペア相手の悪魔のひとは黒豹の頭に人の胴体とちょっと頬がこけた感じの肩までの黒髪の男性を行き来する感じで、オセかなあフラウロスかなあと思っているとなんかこう全然ソロモンと関係のないし悪魔学とかには出てこないファンタジー魔界であるようで、全然知らない組織図と全然知らない能力と全然知らない名前を持っている。

というか悪魔のだれひとりにも心当たりがない。魔王とかいる感じ。悪魔の王ではなく魔王。ファンタジー。おのれ。

花嫁とかいう名称なのにライバルにツインテ強気そうな少女とオドオド少年の双子+クラスメイトとかのペアじゃないやつがいたりする。自由。


花嫁は大半が同じホテルに泊まっていた同級生で、数人別のもいる、という感じ。

人数がそう多くない女子学校か、それかクラス単位でホテルが別れていた感じで、修学旅行に来ていた人の人数はそう多くない。15人ぐらいいるのかな、というぐらい。


多いな。聖杯戦争ですら7人だぞ。


なんかペア相手の人に承認をもらうと簡単な魔法とかが使わせてもらえるようになり、相手由来の魔法はコスト0で使えたりする。

ではそれを活かして戦うのかと言うとそうではなく、悪魔の人がメインになってバトるのだ。人間が死ぬと権利がなくなるみたいな……、胸にさした薔薇の花みたいな扱いの立場である。少なくともマスターではない。


それはそれとして、何らかの魔術儀式的に自動マッチングらしく、最初なんもわからんところに相手が迎えに来る、ペア相手が来る前に潰しておけばアド、みたいな感じなのでめちゃめちゃ襲われる。


さらに、ニュースにならずに全員揃って日本に帰りたい勢となっちゃったもんは仕方ない勢が相争う中、天使とか女神とかいう愛称で呼ばれていた品行方正で慈愛深いはずの委員長が魔界の女王を目指して儀式を発動させた黒幕だということが明らかになったりする。


そのうえ、魔界な人たちの儀式に不参加な人が普通に儀式を潰しに来たりもするので(権力闘争的な感じ、選ばれた偉い人が参加するリソース掌握競争なので、儀式外の人が妨害する旨味が普通にある)話は刻一刻とややこしくなっていく!


というところまでの夢であった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ねずみ夢日記 備忘録を兼ねて 渡来みずね @nezumi

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ