紅蜻蛉(あかとんぼ)

作者 藤光

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★★★ Excellent!!!

戦国の世。
武芸に強さを求めた主人公は、その先に目指すべき〝強さ〟に行きつきます。
そこに至る道中と得た答えに向かう主人公はとても素敵で、彼の人生のターニングポイントに立ち会えて、とても嬉しいです。
本作は時代劇ということで苦手な方もいらっしゃると思いますが、すっきりとまとまっており、読後感もかなり良いです。
素直に他の方にも読んで欲しいと思える物語でした!

★★★ Excellent!!!



 時代小説です。題名は「紅蜻蛉」とありますが、その意味は最後までわかりませんでした。

 これは家族を失い、実力の無い武芸者のもとに引き取られた青年が、真の強さを求めて旅立つ話なのです。
 が、その展開に、おおくの読者は予想を裏切られることでしょう。

 強さとは何か? あまり哲学的でもなく、格闘技的でもなく、本作ではさわやかにその解答が示されています。

 ちなみに、主人公と戦った少年のその後を考えると、シュールなギャグでもあるのかな?と思ってしまうのは、ぼくの深読みのし過ぎかもしれません。