思い出し書き加え
第141話 獣にされた私
母との昔の事を思い出しながら書いていて、あ、あれ前に書き忘れたわ。
という事をこれからまた小出しに書いていきます。
小学校一年生の頃、鍵っ子だった私の家に男の子たちが数人やってくる事があった。
その子たちは、みんな母の友達の子で
Aくん(たまに書くあのAくんです)
Tくん(3つ上の母の友達の子)
Yくん(一つ下のTくんの弟)
というメンバー。
母とその子たちのお母さんは、ただのママ友という感じではなく、母が中学を卒業して金の卵として就職した先で出会った人たちだったので、住んでいるところが離れていても付き合いがあった。
その上、私たちは私が小学校に上がる時に、この子たちの学区内に引っ越してきたのだ。
だからこうやって親がいない時に、普通に子どもだけで遊びにこれる。
このメンバーがくると私はイジメというか奴隷というか、三人のおもちゃになることになる。
何故そうなったか、どうして三人だとそうされ、Aくんと二人だったりしたら態度が違ったのかいまだに分からない。
どんな事をされるかというと、うちにはおもちゃの猟銃があったんだけど、それを私目がけて打たれるのだ。
卓球の玉の小さい版みたいな玉なので、軽くて当たっても痛くない。
けれど嫌なのは身体的痛みではない。
私一人だけ的にさせられる屈辱感だ。
しかも、ただ的にさせられるだけではない。
それをする時は全裸にされるのだ。
小学校一年生だったし、この子たちと何度も一緒にお風呂に入っていたので、恥ずかしいという事は無かったが精神的な苦痛が大きかった。
私だけ今この瞬間は、この子たちと対等じゃないんだ。
という思いが辛かったのを憶えている。
この事は誰にも言ったことがないし、こうやってエッセイにしたことも無い。
私だけがこの子たちの中で、獣ののような扱いだったのを認めたく無かったのだと思う。
私という人間 ピューレラ @natusiiko2
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。私という人間の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます