エッセイというとどこか斜に構えた意見をオシャレに押し通すイメージがあったが、ピューレラさんの文章には気負いがなく読みやすい。
なんか上手いこと言ってやろう――。
という嫌味な野心がないのである。
感じたことをストレートに言語化する能力。それは脳直で書いているということではなくて、一度自分の言葉にしてから吐き出す技術があるということ。歯切れの悪さを自覚しているところも読んでいて心地が良い(褒め言葉よ(なんでも褒め言葉とつければ許されると思うなと言われそうw
個人的にはヘレン・ケラーのお話と、グランドキャニオンの逸話、そしてショートケーキのイチゴには激しく首肯する。
あ、あと海苔の佃煮茶漬けも好きー。