第4話 閉店
今日1日、ドカタをやって取り敢えず、6000ペタス稼いだ。
クソ真夜中になってしまった。
チクショウ、直ぐにギルドに行けると思ったら。
って言うか、あのアホ女神は何処に居るのだろうか?
つくづくクソッタレ。
「.....?」
何処に居るのかとアホ女神を探していると。
群衆の前にやって来た。
そこで俺はとんでもない光景を目にする。
「.....なぁ!?」
アホ女神は居た。
そのアホ女神は診療所と書かれた少し離れた所で。
ヒールで金を稼いでいる様に見えた。
あの馬鹿野郎!?
路上で.....ってか、それ以前に何処で何やってんだ!
「さあ!私に貢ぎなさい!それから治療をするわ!ヒールのご加護あれ!」
「「「「「おおおおお!!!!!」」」」」
「馬鹿かテメーは!」
俺は思いっきり、群衆に突撃して良い気になっているアホ女神を殴って。
そして気絶したアホ女神を連れ去った。
診療所の奴らも困っているし、それ以外にも路上でこれって悪徳商法じゃねーか!
絶対的に妨害という事で警察が来るぞ!
☆
「アホなのかオメーは!何処で何をやってんだ!」
「痛いじゃ無い!折角儲けていたのに!」
「場所を考えろ!診療所の真面目に働いていた人達が困っていただろ!悪徳商法みたいになっていたぞふざけんな!」
このクズ!
良い加減にしろって感じだ。
俺は路地裏で、その様に説教しながら居た。
すると、俺をパチクリして見てくる、駄女神。
「.....そう言えば、この場にいるって事は終わったって事よね?」
「そうだ。お前の服.....あれ!?」
コイツ、服装が変わってやがる。
派手になってない!
一般的な服装だ。
どういう事だいつの間に!?
「.....お前.....」
「これ、皆さんが買ってくれたのよ!凄く嬉しかった!」
なんてこった。
俺のこのドカタの努力返せこの野郎。
思いながら、駄女神を睨んだ。
このクソ野郎、働いている間に買ったってか。
「駄女神。まさかと思うが、金も稼いだ.....」
「たっくさん稼いだわ!」
「.....」
ドカタで働いた意味が。
俺は盛大に駄女神の頬を引っ張った。
「ま、まぁ良いじゃない。これでギルドに行けるわ」
「.....」
暫くはこのアホと話すまい。
もう嫌になってきた。
☆
「.....これがギルドか」
「そうね。ここみたい」
所謂、オリンポスの正殿の様な?
そんな感じの建物。
そういや、今の時刻って何時だ?
俺の努力が無駄になって、何時なのか気になる。
「取り敢えず、中に入るか」
「.....そうね」
俺達はその様に考えながら、中に入ろうとする。
その際に、門に激突した。
門が閉まっているとは思わなかったのだ。
「なんだ!?」
(本日は営業終了しました)
「.....あら.....」
目をパチクリする、俺達。
駄女神はその様に呟く。
俺は頭を抱える。
いつになったら魔王、倒せるんでしょうね。
つくづくその様に思った。
ボケナス冒険記 アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
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