第3話 働かざる者食うべからず

俺の能力(コピー(※但し、力には思いっきりのバグあり)

何で俺ってこんな目に遭ってんのよ?

誰を恨めば良いの?

俺は盛大なため息を吐きながら、歩く。


「.....取り敢えずは.....全ての能力を求めたりするのにギルドに向かって現状況を考えるか.....しかし.....」


「.....な、何よ.....」


後ろを睨んだ

そこに、痴女神が居る。

男どもに注目を浴びて、恥じらっている痴女神が。

服装が如何わしくてアッハーン的な感じになっている。

コイツの服装を如何にかしないといけない気がする。

これではギルドに入る前に捕まる気がする。

絶対に何とかしないといけない。


「.....駄女神。取り敢えず.....金銭をどうにかするぞ。お前の服を新調しよう。どっかで働くか強盗するか.....金銭を儲ける方法を駄女神。選べ」


「何で私なの!?何でそんな極端なの!」


「痴女神。お前が全ての原因だろうが.....」


そんな感じで裏道で脅す様に言っていると。

後ろから声がした。

振り返ると、槍を持った兵の様な奴らが。

俺達を訝しげな目で見て、顎に手を添えていた。


「.....君達。ちょっと署まで来てもらえるか?この裏道で通行人が服を奪われたという事件があってだな。ひょっとして.....」


「クソッタレ!逃げるぞ!駄女神!!!!!」


「あ、コラ!待ちなさい!!!!!」


まさかの展開に俺達は冷や汗をかいて。

入り組んだ街中を突っ走る。

そして、俺達は逃げまくった。

その際に、何かに打つかってしまう。


ドンッ


「.....!?」


「ご、ご.....御免なさい!」


俺は胸元辺りに打つかった、ローブ姿の人間を見る。

なんとまぁ。

童顔で、結構可愛らしい、って言うか。

そんな事を言っている場合じゃない。


「待てぇ!」


「すまん!お嬢さん!」


「早く!逃げるわよ!」


俺はそのローブの可愛い童顔の女の子を置いて。

そして駄女神と共に。

猛ダッシュで逃げ続けた。



「く.....くそう」


ゼエゼエと言いながら。

俺は汗を必死に拭う。

どうやら、逃げ切った様だ。

駄女神もハァハァ言っている。

別の意味でヤバい。


「.....ハァハァ.....!」


「って言うか、よく考えてみたんだが.....駄女神、何でこういう時にもそうだけど力を使わないんだ.....!」


「.....簡単よ.....天界のみでしか私の力はほぼ発揮されないわ.....!天界とリンクしているからね.....!」


予想はしていたがなんてこった!

なんちゅう役立つだよ!

最早、何の為にコイツを連れて来たかも分からない!

俺は嘆きながら、通行人を見る。


「.....お前さ、使える機能は?」


「.....私?傷を癒すのと、人の考えを見通す能力よ。それ以外は天界に居ないと使えないわ」


あまり考えたくは無いんだが。

多分、コイツは天界に戻る術も無いという事だ。

クソッタレ。

とんだお荷物だなマジで。


「しかし.....ちょっ、待て!俺がいやらしい事を考えているのを見通した訳じゃねーよな!?」


「.....」


「なんとか言えやぁ!!!!!」


俺は赤面で怒鳴る。

しかし、マジでどうする。

俺は頭を抱えながら方法を考える。

多分、ギルドに向かうのも金が要る。

何とかしないと。



このままでは何時まで経ってもギルドに向かえない為、俺達は。

現状況打開案を考える。

その結果、思い付いた案は。

俺達は真面目に働くという手段を取った。

犯罪に手を染めるのも如何なモノかと思ったので。

とは言えど、駄女神は殺人鬼だが。

先ず、俺は工事していたオッチャンに声を掛けて、ドカタに就職。

そして、駄女神はヒールを使えるのでとにかくそれに由来する職業。

勿論、嫌だがもうこれしか手段が無いと思った。

少なくとも、こじきをやる根性が無い。


「あ?ギルド?そうさなぁ.....利用料金だったら.....1人3000ペタスだな。」


「.....マジすか。3000ペタス.....3000円と同じかな.....」


「何だ円ってのは。丸の事か?」


ちゃいます、と否定しながら。

俺は顎に手を添える。

日本円で3時間ぐらいの労働か?

それ以上に駄女神の服を買わないといけない。

つまり、今日1日かな。

働いたら良いのは。


.....つーか、思ったけど魔王を討伐するんじゃなかったっけ?何時までも話が進まないんだけど。

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