湖面の雫
月白
第1話
都心から電車で3時間、そこからレンタカーに乗り継ぎ進む事2時間。寡黙でほぼ会話らしい会話をした事がない亡き祖父の別荘。
避暑地に建てられた洋館は、入って直ぐ石垣の庭だった場所があった。名も知らぬ雑草が、我が物顔で占拠している。ガーデニングが趣味の祖母が語っていた庭は、イギリス庭園風の、四季を通して花が絶えず咲く庭。今は面影すら無い。
祖父の7回目の墓参りを兼ねて、こんな僻地まで来てしまった事を礼奈はため息とともに後悔した。
湖面の雫 月白 @SHIROSUMIRE
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。湖面の雫の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます