冬の押さえつけられるような北風とは違い、都市郊外の草木を経由した薄緑色の微風が未だ厚く着飾った僕の肌を柔らかく撫でたかと思うと、それはフワッと春の空に消えていってしまうのだった。

23度であった。

春の香り。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

濁り 梅練り @umeneri_gohan

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る