『第2話』について感想書いてく
(作品URL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886742902
(エピソードURL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886742902/episodes/1177354054886744624
須藤と桐嶋さんとのデートエピソード。
主人公は、なぜ彼らが互いに興味を持ったかを知る。
>「透明」という「状態」は染められない。だったら、「透明」に色を重ねればいい。三次元で考えればいいのだ。風鈴から空を見たときのように、「透明」な硝子と、それと隣り合う「露草色」の空。俺から見れば「透明」な硝子は「露草色」だ。これで透明は染まったと言えないだろうか。と、そう考えていた。しかしこの絵は、それが違うと、そもそも他のことを言っている気がした。
桐嶋さんとの公園でのやり取りも印象深かったが、おそらくよりテーマに深く関わっているであろうこちらの場面を選んだ。
透明を染めるには、周りの世界を染めればいい。その中で透き通った「それ」が透明になる。須藤は果たして、彼を取り巻く世界によって存在を持つのか。普段はなかなか意識することのない「ひとりの存在をどう把握するか」について、考えさせられるようで興味深かった。
余談ですが、「露草色」。調べました。おお、本当に空の色だ。なるほど。勉強になりました。
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