対話した。残せた。さあ、死が待ってる。

(歴伝)9.バヤズィット王子の処刑(作:崩紫サロメ 様) ※完結お疲れ様でした※

『第6話 遠近法は嫌いだ』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885212202

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885212202/episodes/1177354054886276811



 王を絵に描くというエピソード。

 バヤズィットにとって、絵とは何かが垣間見える。


>「王は人間なので、俺が絵に描いてあげようかと思いまして」

 人間になりたがってる奴を、絵にかいてやろう。

 キリスト教徒が「絵に描く」という行為でキリストが人であることを示したように。



 とても興味深い表現だなと思った。

 この前段に『キリストは人である』『神は絵に描けない』というやり取りがあり、そこから繋がる発想なのだが、その当時の考え方と、キャラクターの性格や生き様が上手く重なり合っていて面白い。

 考え方、見方が違うと、普段当たり前に思っていることも印象が変わるのだなと思った。

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