『第12話 戦好きの王、戦嫌いの王子』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884371213

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884371213/episodes/1177354054886226972



 父と戦う――そのことに揺れる主人公のエピソード。

 彼らそれぞれの苦しみと、それを導く者の言葉が描かれる。


>「火ばかり見ていると、心にも火がつくものです。それが刃になることもある。ですから、別のものを見ましょう」



 この場の雰囲気にしっくりと馴染む、深くて良い台詞だなと思った。

 同時に、レッドの内心に渦巻く心境がここまでよく伝わってくる。

 レッドとバステアス王。二人の側にいる対極の賢者により、戦うための啓示が与えられる。『道』を示す言葉なのに、その目指すところがあまりに違うことがとても印象的だった。

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