『妹.二』について感想書いてく
(作品URL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885901037
(エピソードURL)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885901037/episodes/1177354054885957400
無邪気な子どもたちとともに笑うキョウを見て、ジュソを狩っているときの彼の笑みを思うエピソード。
表情に力点を置いた描写が印象的。
>その笑みは、しかし笑みであって決して目は笑わない。唇だけを残虐に剥くのである。
あの仏頂面が刀を抜いた瞬間から背筋が寒くなるような表情を見せる。そして獲物の首を刎ねるその一瞬、口元の笑みとは裏腹に表情の冷たさはより一層大きくなり、ジュソが消えるのと同時に、それは手にすくった雪の一欠けらがいつしか解けてしまうかのように、なだらかに顔から引いていくのだ。
満たされるように。あるいは失うように。
上手い表現だと思った。
特に、冷酷な表情がスッと消えていく様を雪に喩えたのが良かった。『冷酷な笑み』の描写にもマッチするし、どんな風に表情が移り変わっていくのかすぐにイメージができる。
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