『第14章 深夜の密会 2』について感想書いてく


(作品URL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884432928

(エピソードURL)

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884432928/episodes/1177354054884834539



 深夜の密会エピソード。

 密会と言っても、男女のそれというより、それぞれの将来に関わる重要な情報のやり取りのシーンといったところ。

 ここでも、レティシアの健気な姿を見ることができる。彼女のセリフは、この状況を考えると特に、『強さ』を感じる。


>ゲルキン達に対する恐怖よりも、二度とヒルベウスに会えないという絶望が心にのしかかる。もし体が心の鏡だったら、今頃、血だるまになっているだろう。

 体の傷は治せても、心の傷を癒すすべを、レティシアは知らない。


 ここも医者らしい描写。

『もし体が心の鏡だったら』の一文がすごく印象に残った。レティシアの苦しみをよく表していると思う。

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