★★★ Excellent!!! 重要なのは、答え合わせじゃなくて 咲良社 純粋な、あるいは、無邪気な方は 最初から最後までゆっくりと 感の鋭い、あるいは、穿った視線の方は そこからラストまでを丹念に 淡々と、落ち着いた口調で語られる感情に、身を震わせてくださいな レビューいいね! 1 2019年1月30日 21:06
★★★ Excellent!!! 交差する時間と想い 桐華江漢 正反対の性格の双子の姉妹。妹は明るく人気者。しかし、姉はどこか内気。想い人がいても遠くから眺めるので精一杯。 とにかく文章力が非常に巧みです。女性視点でありながら、男性もイメージしやすいような描写で紡がれており、女性なら共感したり理解できる部分もあるかと思います。また、どこかのめり込まれる雰囲気が溢れており、気付けば読了していました。 しかも、これはただの女性の心理描写を描いた物語ではない。最後に待ち受けるのは「そうきたか!」と思わず唸る結末。読んで損はない一作です。 皆さん、是非目を通してみてくださいな。 レビューいいね! 1 2018年9月14日 20:07
★★★ Excellent!!! 何だか判然としない?でも いい感じの『後味の悪さ』が堪らない♪ 人喰いウサギ これ♪ 凄く…面白いです。 この作品♪ 蘇生(リザレクション)?と… 婚姻届? 身近な事柄だからこその、ラストでの…オドロオドロしい、それでいて 一種の倦怠感ある 麻痺した様な絶望感? 背徳感?…いや、冒涜的なスリル? そう言った『何だか分からない感情』が堪らない作品です♪ 疾走感ならぬ絶頂…いや、言いしれぬエロスが有ります(オジサンww)♪ 何度も読み返したくなる、依存性ある名作です♪ レビューいいね! 1 2018年9月6日 15:15
★★★ Excellent!!! 殺され、蘇る。それは単なるエゴ故に? それとも……愛? 紺野咲良 妹が病気で亡くなった。その後を追うように、姉も死んだ。 ならば語り手である『私』とは、一体誰……? そんな謎を提起されて始まる、幸せの絶頂であるはず日。 それなのに不穏な単語が要所要所に散りばめられ……中でも『私』の心理描写が巧みで、思わず吸い込まれてしまいます。 やがて迎えるラストシーンでは、『私』の堪え切れない激情がまざまざと描かれ、畳み掛けるように物語が閉じられてしまう。 果たしてこの後、どうなってしまったのでしょうか。 悲しきエゴで終わってしまったのか。 それでも変わらぬ想いが結ばれたのか。 どうか……過去にこだわらず、囚われず。 今を、未来を……共に歩んでいって欲しい。そう、切に願います。 レビューいいね! 1 2018年8月2日 22:55
★★★ Excellent!!! あなたの言葉で化粧する 雷藤和太郎 たった一言が、その後の人生を大きく左右することがある。 その言葉を放った側がどんなに軽い気持ちだとしても、時に言葉は人間一人の命よりも重くなることが、ある。 蘇るのは、神のみの御業なのだ。 だとしたら、リザレクションというタイトルの意味は……。 レビューいいね! 1 2018年8月2日 02:16
★★★ Excellent!!! 最も幸せな瞬間に…… のまぐちこやり 婚姻届を出す前に人目を忍び、くちづけをかわす二人。最後に氏名を記入するのは、彼女にとってその時しかなかったから……切なくなりました。人によって受ける印象が変わると思います。私は好きな物語です。 レビューいいね! 1 2018年7月17日 21:41
★★★ Excellent!!! 日常に潜む、死と蘇生 祥之瑠于 主人公が、普通の地味な女の子だったってところが怖いなと、思いました。 蘇生の儀式を行った場所とタイミング! 冷静に考えるとゾッとします! 物語が終わったその後をあれこれ想像してしまいました! レビューいいね! 1 2018年7月16日 07:16
★★★ Excellent!!! 大人の恋はほろ苦い 羽間慧 最後の一行まで目が離せません! 罪深く、それでいて美しさが残るところが魅力です。ただ甘いだけでは終わらない、そんな恋の話を読みたい方におすすめです。 レビューいいね! 1 2018年7月15日 18:54
★★★ Excellent!!! 音をたてて崩れさったのは、幸福か、自己か、それとも日常か 凪乃ひすい まさか、とおもいながら読みすすめていきました。この、見てはいけないものにじわじわとにじり寄っていく感覚、見たくないのに目を背けられない感覚は、著者さんのはりつめた文章の特徴だと思います。吸いよせられるように読める物語です。素敵な作品を、ありがとうございます。 レビューいいね! 1 2018年7月15日 18:48