第2話 デート....
人間を信じることは、難しい。信じなければ、楽かもしれない...。でも、みんな友達がいる。裏切りも怖いが、1人も怖いから...。人もやはり、動物だ
白石と、付き合って2週間。今日は、はじめてのデートの日だ。
「遅くなって、ごめんね。村山君!」
「だ..大丈夫。今来た所だから。」
本当は、念を入れて1時間は待っが、そんな事を俺は、忘れて言葉を失っていた。
「どうしたの村山君?私、何処かおかしいかな?」
「ち..違うんだ!洋服が、凄く似合ってるから。」
「ありがとう。村山君、嬉しいな!」
白石マジ半端ないって!w って言いたい位可愛く、綺麗だった。俺なんかが、隣でいいのだろうか...
「今日は、遊園地だったよね?私、最近行ってないから楽しみだな。」
「俺も、最近行く機会なかったから楽しみだな。白石とはじめてのデートだしな。」
そうして、遊園地に着いた。
今日は、祝日なので客が凄く多かった。
「白石どこ行きたい?」
「混みそうだけど、ジェットコースターに乗りたいな。」
「そ..そうか。じゃ..じゃあ行こう!」
「もしかして、村山君、高い所怖い?」
「そんな事..ないよ」
正直に、怖いって言えば良かったかな?俺は、典型的な高所恐怖症だ。嫌だぁ〜
それからは、並んだ時間が長かった事しか記憶は、無かった。
「大丈夫?村山君。やっぱり、怖かったんじゃん!無理しなくて良かったのに...」
「ちょっと、気持ち悪くなっただけだから。アイス食べないか?ここのアイス美味しいらしいから。」
「ほんと?!私、アイス好きなんだよ〜。何にしようかな?」
良かった。休憩できるな...。でも、やっぱり楽しまなきゃだよな!はじめてのデートは、成功させないと!
アイスを食べ終わった俺らは、おばけ屋敷に向かう事になった。もちろん俺の提案だ。ラノベみたいに「キャッ」て抱きつかないかなぁ〜、なんて考えている自分が、何処かにいる...
「私、怖いな...」
「大丈夫だよ!そんなに、怖くないよ」
「うん...。村山君、離れないでね!」
「お..おう」
おばけ屋敷に入った俺たちは、ボヤッと光る矢印の指す方に、手を繋いで歩いて行った。
「なんか...嫌な感じがするよね。」
「うん...」
「キャッ!村山君やっぱり私怖いよ...」
そう言って白石が、抱きついて来た。
可愛い...それよりも、ちょっと胸が、当たってるよ...
「キャッ‼︎村山君...怖いよ」
もう、白石の顔が泣きそうになっていたので、リタイア出口から出る事にした。別に、俺は怖くなかった。白石が、可愛かったからいいか...
マジで、天使‼︎
それから、4時間くらい遊んだ。もう、6時だ。
「白石。もう、6時だけどどうする?」
「じゃあ帰ろうか。今日は、ありがとね!本当に、楽しかった。」
「俺も!ごめんな、おばけ屋敷...」
「大丈夫だよ。ちょっと怖かったけど、初めてのデートだしいい思い出になったよ。」
白石を家に送った俺は、家に帰って1人で、興奮冷めあらぬまま布団に入った。
「あっ!そうだ。いちよ、佐々木にも報告するか。」
(佐々木!)
(1万5千円でどう?)
(はっ?何言ってるんだよ。)
(間違えた!ごめんなんでもないよww)
(了解!w。初デート成功したぞ!)
(おぉ!良かったじゃん‼︎)
(楽しかったな〜。佐々木のアドバイスのお陰だな!佐々木が、遊園地がいいって言ってくれたから、成功した所もあると思うから。ありがとな!)
(どう致しまして!)
メールが終わったら、溶けるように眠りに着いた。
顔は、自分の思い通りに動かせる。言葉だって。嘘が真実で、真実が嘘。そんな事簡単に出来るよね...。何が、真実かなんて自分以外、誰にも分からない....
レンサ 天 @yuto05
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